実例 I様邸

個性のある「居場所」が嬉しい、味わい深く居心地の良い家。

建築家・阿部 直人

ケアマネージャーをされていたI様。お仕事をしながら思われていたのは、「尊厳を大切に、住み慣れた地域で自分らしく生活したい」ということだったそうです。そんなI様の思いをお聞きし、まず私が考えたコンセプトは「包容力を持った建築」。「光と風が気持ち良い空間」「自然素材にこだわりたい」「ゆったりとした土間」「季節の移ろいを感じたい」など、いただいた様々なご要望を綿密にご相談しながら、一つ一つ形にしていきました。この家のポイントはずばり「居場所」です。広くて天井の高い場所、隠れ家のような場所、目の前の庭を楽しめる書斎スペース、土間や暖炉スペース、屋外土間テラスやデッキテラス、桟敷のようなロフトや2階の個室…。これらの個性のある様々な「居場所」を、大きな屋根の下に配置しました。大屋根を支える柱・梁・束をあらわし、古材ではありませんが、昔ながらの茅葺きの民家をイメージさせる空間の創り方により、窮屈感はなく、どこか懐かしい味わいと楽しい雰囲気に溢れる家に仕上げることができたと思っています。

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owner's voice

たくさんの方の協力で建てられた家…本当に感謝です。

近隣との関係を大事にしている[Dialo]さん。地域の評判が良いことが決め手の一つでした。家づくりは大変なことですね。要所要所で決断する覚悟が必要です。建築家の方をはじめ、大工さん、屋根工事、防水工事、建具、板金、ガラス、左官の方など、多くの方たちの協力で仕上がる建物…本当に感謝です。“心地よくホッとできる”居心地の良い空間で、自由に、ゆったりと生活できております。